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散歩の様子や漫画やイラストを載っけてます。

イボを目指す旅

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こ、これは・・・・。
も、もしや、海の上に浮かぶ「イボ」ではないか?

ということで、本日は「イボ」を目指す旅にでます。
イボ。
そう、海の上に「イボ」なんかあるわけないわけで、つまり「イボ」というのは湾岸エリアの「月島」「越中島」を結ぶ橋の途中にある小島「中の島公園」のことで、それはそれは地図上で見るとまるで海に浮かぶ「イボ」のように見える、という小島なのでございます。

なぜ橋の途中にわざわざ島があるのかわかりませんが、一体どんな形なのか旅の終着点にして実際に見てきたいと思います。
では、行ってきます。

島のある湾岸エリアに向かうために選んだ出発地点はJR「代々木駅」です。
中の島公園

さて、季節はしつこく長ーい梅雨の真っ最中。
連日、外はむっしむしのあっつあつ。
雨は落ち着いていますが、いつものようにロングウォークを楽しむには、暑さに対して多少の知恵を働かせなくてはなりません。
つーことで、散歩マンは頭をフル回転させ都内で涼しく過ごせる場所を選定いたしました。

そして到着したのがこちら。
中の島公園
見よ、この身体にこもった熱をほどよく放出してくれそうな深ーい森を。
代々木駅からすぐのこの場所はご存じ、区内最大の森林地帯「明治神宮の森」でございます。

もちろんお目当ては明治神宮ではなく、この森そのものです。
涼を頂くにはもってこいの場所です。
では、分け入って参りましょう。

本堂へと続く参道にはたくさんの人がいますが、深ーい森の小路を散策する人はまばらで、雨に濡れた木々も相まって神秘的な雰囲気に包まれています。
中の島公園
うーん、日本一の都会のど真ん中にあるとは思えない静寂。

人の手によって造られたという奇跡の森には、当然もあります。
中の島公園

どうでしょう、斧を落としたら選択を迫られそうな深淵さです。
中の島公園

静寂の深い森を抜けると開けた草原が広がっておりました。
中の島公園
ほほー、ここははしゃぎたくなるほど爽やかね。

ハイジになった気分で濡れた草原を歩き、再び涼を求め深い森を進みます。
森はさらに深淵を深め、たまに通りすぎる人がいる程度の小路を歩いていると上からポタポタと何かが落ちてくる音が。
辺りは巨木に囲まれているので木の実か何かなのかなと思い気にせず進むも、首筋にチクリと小さな痛みが走り何気なくかきむしりに手を添えると。

何かいる。
首筋に何かいる。
そーねえ、うなじなのでまったく見えませんが触ってみたところの感じではこんなようなものかな、と。
中の島公園(謎の塊)

ぎ、ぎ、ぎょええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
降ってきていたのはヒルかと思い、慌ててその得たいの知れない塊を振り払い、いまだポタポタ音のするその場から猛ダッシュで逃げ去りました。
すでに首筋のそいつはいなくなっていましたが、これ以上深い森を楽しんでたら死ぬ!と思い、即効神宮本堂に向かうことに。

ふー、とりあえずここなら大丈夫。
中の島公園

幸いうなじにダメージはなく結局何が首に張りついていたのかはわかりませんが、深い森には深いだけのリスクがあるのだということを勉強した散歩マンなのでした。
恐怖や!
深い森は恐怖の巣窟や!!

もー、この季節に森には入るまい。

旅はまだ始まったばかりだというのに、変なものに変な毒素を打ち込まれたかと思うとしばらく身体が震え気持ちを整えるのに苦労いたしましたが、持ち物や服にその塊がついてないかを入念にチェックし、何とか心を回復させ先へ進みます。

もちろん進むのは参道です。
深い森とは違い、ここにはたくさん人がいます。
中の島公園
素晴らしい!

こんなに人混みが素晴らしいと思ったことはありません。
中の島公園
素晴らしい!!
このまま大嫌いな人込みに好き好んで紛れ、南参道を原宿駅方面へ抜けてまいります。

明治神宮南参道への入り口にあるド迫力の鳥居をくぐると、その鳥居の根元あたりに以前は見かけなかったオサレなカフェが出現しておりました。
中の島公園
厳かな神社にも、現代の流行り文化が押し寄せております。

涼みたい気持ちを押さえながらカフェを眺めていると、何やらこの世のものとは思えないほどの美しい音色が後方から聞こえてくるではあーりませんか。
むも?(表現できない気持ち)

正体はこちら。
中の島公園
なんかテレビで見たことある。
ググると「カイサドラム」と出てきました。
比較的新しい楽器だそうで、打楽器ではなくちゃんと音階を奏でられるメロディー楽器だそう。
確かにあっという間に眠れるくらいのいーいメロディーがあたりに漂っていました。

素敵な音色を背に受けながら青山方面へ向うと、ご存じ休日で地獄のように賑わう「竹下通り」にぶつかります。
中の島公園
間違ってもこの中を進んでは行けません。
もう散歩マンに人混みは必要ありませんので、バイバイ。

地獄は眺めるだけにして、竹下通りを背に東へどんどん進んでまいります。
辺りは、かのアバンギャルド地区「青山」
いかにもオサレで洗練されたランチが楽しめそうなカフェやレストランが次々と目に飛び込んできます。
ぐるるるる・・・・。
そろそろお昼にしたい。

ですが貧乏旅がモットーの散歩マンは、家にダーリンがおやつにしようと買ってあった菓子パンが転がっていたのでそれを持参してきております。
これが今日のお昼。
さて、このオサレなエリアで適度に腰を落ち着かせられる公園を見つけなくてはなりません。
23区には基本的にはどこにも大小たくさんの公園が存在するのですが、このあたりは商業地区でもあるのでビジネスマンションや小ぶりの住宅が並ぶのみです。
もう少し歩けば適度な公園があるのですが、お腹具合が限界を迎えているので、公園というには無理がある「緑地」という名の空き地でパンをかじることに。
中の島公園
では、いただきます。

目の前はビルの工事現場、すぐ後ろにはその作業員さんがぐったりと休憩しているというビミョーなシチュエーションの中で、暑さと荷物の重みでバックの中で見事にベッチャリと潰れた菓子パンを頂きます。
もう、うまいのか何なのかよくわかりません。

最高とは言いがたい昼食を寂しく済ませ、再び東へ進み「青山通り」を通過。
中の島公園

まだまだ続く住宅地のずっと先に見えているのは「六本木ヒルズ」です。
中の島公園
つまり、そっち方面に進んでるということですな。

して、ここは青山。
青山といえば浮かれた観光客で賑わう表参道のほかに有名なのが、こちら。
中の島公園
竹下通りの喧騒とは対照的な静寂の園「青山霊園」でございます。

もちろんここは御先祖様達に手を合わせる神聖な場所ではありますが、広い敷地は綺麗に整備されていて散歩にはもってこいの並木道が続いております。
中の島公園

そして、霊園でありながら桜の名所でもあり
中の島公園
ご覧の通り歩道も桜優先です。
うーん、邪魔。

目的地がなければこの並木道を歩くのも一興なのですが、今日は遠くの「イボ」を目指さなければならないので南北に長めの霊園を横断し先を急ぎます。
霊園を過ぎしばらく行くと「赤坂」界隈へ突入いたします。
「赤坂」っつーくらいなので案の定坂がバンバン現れ始め、3歩歩けばすぐに名前のついた坂にぶち当たります。

ほら、来た。
中の島公園 (21)

また来た!
中の島公園 (23)
名前ないけど立派よ、この坂も。
ひーひーふー・・・。

と、一息つく暇なくまた来た!
中の島公園 (22)
ぜぃ・・・ぜぃ・・・ぜぃ・・・・、げぼっ・・・。

と、このように坂地獄をなんとかクリアし大地が平らになってくると、一見さんは死ななきゃ入れないいかにも高級そうな料亭が忽然と現れ出します。
中の島公園 (24)

そう、政界人が集結しあやしーい宴が夜な夜な開かれるという高級料亭が点在する「赤坂」の繁華街に到着致します。
中の島公園 (25)
飲み屋街なので昼間の賑わいはそうでもありませんが。

貧乏人にはまったく用のない場所なので青山墓地同様、南北に長い繁華街を東西に突っ切り、すぐに現れる大通りを渡るといきなり見えてくる意外なものがこちら。
中の島公園 (26)
うーん、でかい!
明治神宮に負けない大きさの鳥居です。
こちらは明治神宮同様、23区を代表する大神社「日枝神社」でございます。

この神社は大きいだけではなく京都伏見稲荷のようにたくさんの鳥居が連なる鮮やかな朱色トンネルがあり、観光客にも人気のスポットのようでトンネルのある階段は写真撮影したい人で賑わっておりました。
さて、散歩マンも写真撮影を・・・・と思ったのですが、鳥居階段はとても狭い!
練馬人の散歩マンはいつでも来られるので、一期一会の海外旅行者にシャッターチャンスを譲り通り過ぎるだけにいたしました。
偉いなー散歩マン。
なので画(え)はありません。

そして、またもその急な鳥居階段を一気に駆け上がり本堂へ到着。
中の島公園 (28)
ひーひーふー・・・・。
まったく、さすがは坂地獄エリア港区だわよ。

それにしてもこちらは明治神宮より建物が色鮮やか。
中の島公園 (30)

綺麗ねー。
中の島公園 (27)
と思って美しい回廊を収めようとシャッターを押す観光客なんぞ、神に仕える宮司さんからしたら空気程度の存在のよーでこんな感じになってしまいました。
しくしく・・・・・。

働く宮司さんの邪魔にならぬよう、ほどほどに見学しさらに先を急ぎます。
よし、次行こう!
中の島公園 (29)
またかーーーー!!!
そう、登ったら下るのが運命。
足ガクガクガクガクガクガク・・・・・。
転げ落ちないよう最善の注意を払いながらなんとか下り切り、さらに東へと進んでまいります。

て、でたああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!
中の島公園 (31)
またも出ました、今度はまっすぐに伸びる急坂ですよ!
しゃーねー、登ってやるぞ!!
一日中散歩するのが趣味のおばさんの足腰なめんなよ、坂っ!!
ぬおォォォォーーーーーーー!!!!


と、叫びながら地獄の坂を克服すると見えてくるのが、こちら。
中の島公園 (32)
悲鳴も止まる厳粛なる館。
ご存じ、日本で一番偉い人たちが束になって野次を飛ばし合う「国会議事堂」でございます。

そう、叫んでる場合でありません。
ここからはいわゆる霞ヶ関官庁街であり、洒落の通じなさそうな警備員がそこここに配置されており無為に叫ぼうものなら問答無用で連行されてしまいそうなので、なるべく田舎者を装い「観光ですよー」みたいな空気を振り撒きながら通過してまいります。
実際、観光ですが・・・。

なんとこんなお堅い街にも美しい公園があります。
中の島公園 (34)
結構広い。

ですが、過去の経験上どんなに小さな公園でも近所の暇そうなじいさんとかばあさんとかがふらっと現れたりするもんですが、ここには人っ子一人いません。
中の島公園 (33)
その変わり、アリとダンゴムシは死ぬほどいます。

静か過ぎてドキドキする公園を一通り散策し、財務省外務省に挟まれた坂を徹底して「観光ですよー」みたいな空気を振り撒きながら下ると、今度は賑やかな公園に到着いたしました。

はい、こちら。
中の島公園 (35)
ご存じ都会のオアシス「日比谷公園」でございます。

ムシムシ暑いけどお花達は元気いっぱい。
中の島公園 (38)
きれいねー。

おとなしい噴水を背に、お花達を愛でながら腰掛けて休んでいると
中の島公園 (40)

出ました!
中の島公園 (41)
やはり噴水はこうでなくちゃね。
むしろもっと高所まで噴き上げて、辺り一面に噴水の雨を撒き散らして欲しいくらいです。
水が吹き上がると少し涼しい〜。

ここは日比谷公園の出入口の一つですので、これがこの公園のポテンシャルと思ってはいけません。
はい、これが全容です。
中の島公園 (42)
日比谷公園はとても広い公園でございます。
こちらには老若男女問わず、わんさか人々が集っておりました。

そして、ここで「散歩マン散歩」史上初のハプニングに遭遇。
しばし休憩し、いざ散歩を再開しようと歩き出すといきなり怪しいお兄さんに呼び止められ、選挙について発言を求められてしまい(やばい、散歩マンは基本的に散歩の事しか考えてないのでろくな意見言えない・・・・、どうしよう・・・!)と思い悩んで固まっていたら、「答えてくれるんですね!」と受け止めてしまったらしく、しょーがないので無難に現代の政治に不満を抱く熱い日本国のおばさんを演じときました。

ちなみに、散歩マンは政権批判より「時代には誰も逆らえない」と諸行無常を推奨するタイプです。

さて、暑さで多少ぼーっとしていたのですが、このハプニングのおかげで思いのほかスッキリいたしました。
なので「今回は距離の設定誤ったかなー?」とちょっと弱気になっていたのですが、おかげで「最後まで行ける!」という自信が湧いてまいりました。
お兄さんありがとう!

日比谷公園から少し南よりに進んで行くと、日本一のセレブ繁華街「お銀座」に到着いたします。
中の島公園 (43)

うひゃー、人混みを見てるだけで暑いっ。
中の島公園 (44)
目抜き通りはホコ天になっていて、でっかいブランドの買い物バックをぶら下げて歩く人だらけ。
ですが、ホコ天だろーが長居は無用!
人混み嫌いの散歩マンは歩行速度を倍に速めて、この「人間サファリパーク」をさっさと通過してまいります。

銀座の隣はご存じ「築地」
今回はそこをかすめて東南の方向へさらに進みます。
すると、徐々に人も減り賑やかな景色も普通の町並みになって落ち着いてきます。

さて、そろそろ終わりがみえてきたけど焦りは禁物なので、どこにでもある平均的な公園で一休み。
中の島公園 (46)

殺風景な景色の中に高層マンションが乱立するようになると、つまりあれですわ。
湾岸エリアですよ。
中の島公園 (48)
ここは湾岸エリアを望む、隅田川沿いの公園です。
じめじめした坂地獄を散々歩いてきた身からすると、涼やかな水辺の景色はそらもう天国ですわ。

川沿いの桜のトンネルが水面を求めてぐいっと枝を伸ばしています。
中の島公園 (47)
通行人のことなどまったく考えてない低さ。

「佃島」へ渡す橋まで少しだけこの公園の川沿いを歩いてまいります。
中の島公園 (49)
画面中央に見えているのがその橋。

橋まではあっという間の距離。
「佃大橋」で隅田川を越え、ご存じ甘じょっぱい佃煮が生まれる場所「佃島」へ分け入ってまいります。

高層マンションが建ち並ぶ景色の中に、突如出現する昭和な町並み。
中の島公園 (50)
決して広いエリアではありませんが、そこここに「佃煮屋さん」が暖簾を掲げてます。
さすが、佃島。

佃煮屋が点在するひっそりとした庶民の町中に、こじんまりと佇む真っ赤な小橋を通過。
中の島公園 (51)
風情あるけど周りが改築中なのか、雑然としていて悲しゅうございましたが。

さて、目的の「イボ」は佃島から目とはなの先。
終着点はもうすぐです。
小さな町を通り抜け、今度は大きな橋を渡ります。
中の島公園 (52)
この橋の途中にこそ、目的の「イボ」があります。
では早速行ってみましょう!

はい到着。
中の島公園 (56)
「イボ」の本当の名前は「中の島公園」
まんまですね。

地図で認識したときはてっきり橋の下に小島があるのだと思っていたのですが、そうではなく、橋と島は繋がっていて散歩マンのいる島は橋を境に北側エリアで、道路を渡らないと南側エリアには行けない構造のようです。
まあもう疲れてて確認するのめんどくさいので北側だけをご紹介。

つーことで、北側公園内はこんな感じ。
中の島公園 (55)
小綺麗ではありますがあまり人気(ひとけ)はなく、女子が一人で立ち入るにはちょっと勇気がいる雰囲気です。

まあ、カップルが二人で海を眺めながらいちゃつくにはいいんでないかい。
中の島公園 (54)

「南側もきっと同じ造りだろう」と勝手に定義して本日の旅はここで終了といたします。

暑さも湿気もありなかなか体力のいる旅でしたが、一番体力を消耗したのはなんと言っても神宮の森で体験した得たいの知れない塊との遭遇です。
本気出してる自然の厳しさを痛感いたしましたが、そんな未知との遭遇まで体験出来る明治神宮の森とは想像以上にワイルドライフな森なのだと実感することにもなりました。

つーことで、この東京23区が誇る奇跡の森を散策するときは、ぜひ虫が冬眠する季節にしよーと思う散歩マンなのであります。
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