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東京23区を散歩する様子や漫画やイラストを載っけてます。

蚊と闘ってる場合ではない旅②

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「ブツブツ」途切れた回転橋「羽田可動橋」に到着し、この先永遠に回転することのないであろう勇姿を眺めながら「梅屋敷商店街」のパン屋で購入した絶品おやつを堪能した前回。
さて、最終目的地はこの先のいくつかの橋を越えた湾岸エリアにあります。
日没までにそこへ到達すべく、早々に可動橋を出発します。

この先はいちいち橋を渡らなければ先へは進めないため、迂回コースが多くなるのよ。
はい、出た!
京浜つばさ公園 (23)
ダーリンの疲労感が三倍の速度で溜まっていく(散歩マンは別に感じません)果てしないストレートラインです。
左手は出入口が一切ない広い公園の生け垣、右手は同じ目線を並走する首都高が延々と続いております。

ダーリンが飽きたかなー?と心配しかかったころ、忽然と徒歩で渡れる水門が現れました。
京浜つばさ公園 (24)
ダーリン:「こーゆーの好き」
平凡地獄によって死にかけたダーリンの心を蘇らせるワンダホーな出会い。

水門の細い通路で他の歩行者の進路を塞ぎながらバカみたいにシャッターを切っていると、ほほえましく待ってくれている作業員のおじさんが2人。
我々を水門マニアと思ったらしく「ここね、もうすぐ失くなっちゃうから貴重だよ」と、水門の後方に堤防が築かれたので必要のなくなってしまったという真相を、マニア垂涎のネタと言わんばかりに親切に教えてくれました。
マニアじゃないけど親切に教えてくれてありがとう、おっちゃん。
こっちもおっちゃんとおばちゃんだけどね。
つーことで、本物の水門マニアの方は急いで訪れましょう!

思わぬ貴重な情報を入手し、ようやく昭和島へと突入開始。
京浜つばさ公園 (25)
なかなかいい橋です。

本当は島の真ん中にある「昭和島駅」構内を突っ切って「京浜島」へ渡れる橋へ進む予定でしたが、駅を突っ切るには改札を通過するしかなく断念。
時間がないっつーのにマジかー!と心の中で叫びつつ、大きく迂回。
当初の計画より歩行距離がますます延びてしまい、日没までにたどり着けるか不安な心境によりダメージが加わりました。
歩けっ!
とにかくガタガタ言わずに歩けーっ!!

一心不乱にスピードを上げ歩き続け、突っ切るはずだった融通の利かない「東京モノレール」の下を通過。
京浜つばさ公園 (26)
バカヤロー!

ですが、思ったよりは時間はかからずに「京浜島」へ渡る橋に到着。
京浜つばさ公園 (27)
ふー、強靭な足腰でよかった。

すでにあたりはコンテナを積んだトラックが行き交うエリアに突入しているので、自転車は通りますが歩いている人間など皆無です。
京浜つばさ公園 (28)
ダーリン:「恥ずかしいよね」
散歩マン:「バカヤロー!」
ダーリンが繊細なのは百も承知ですが、そんなことを気にしている暇があったら歩けー!

休息はそこそこに止まると死ぬマグロのようにガンガンと進み、ついに目的地のある「京浜島」に突入しました。
よし!
すぐに島の回りを巡っている遊歩道に入って参ります。
京浜つばさ公園 (29)
この遊歩道を歩き切ったそのさきに目的地がある、どんどん行くぞー!
と思ったんですが‥‥、見てください、この遊歩道への入り口。
ほ、ほんとに行けるの‥‥?
写真じゃわかんないかも知れませんが、とてつもなく鬱蒼としております。
なんといいますか、人が利用している気配があまり・・・ない・・・・・。
くもの巣張ってるし、変な虫飛んでるし。

ダーリン:「だ、大丈夫・・・?」
散歩マン:「だ、大丈夫じゃない・・・?」

地図上には一応「緑道」と書いてあるので、計画当初は海辺の景色を堪能しながらのんびり散策しようと楽しみにしていたのですが、海沿いとは思えないとてつもなく鬱蒼とした道が延々と続いています。
京浜つばさ公園 (30)
なんか・・・思ってたのと違うな・・・。
ちなみに、どんぐりはたくさんいます。
京浜つばさ公園 (31)
つまり、どんぐりがたんまり育つほど、普段は人が踏み込んでない場所ということになりますけどね。

思わぬ恐怖に自然と歩行速度は速まり、さらにも増して鬱蒼とした樹木に覆われたトンネルを決死の覚悟でくぐり抜け
京浜つばさ公園 (32)
う、上からなんか降ってきそーなんだけど・・・。
(ドキドキドキドキ・・・・・)
速まる心臓の音。

ダーリン:「ほら、人がいるよ」
散歩マン:「おっ?!」
期待してよく見るとそれは人ではありますが、つまりこの「緑道」に住んでる人。

散歩マン:「あははははー・・・」
京浜つばさ公園 (33)
もはやこっちが不法侵入している気になりながら、行けども行けども道は海沿いとは思えない鬱蒼たる景色をかたくなに守りつづけ、歩行速度はMAXに。
ゴールはまだか・・・・・。
ダーリン:「あっ、ほら、魚が跳ねてるよ」
散歩マン:「ほ、ほんとだ!」
などと、現実逃避しながら迫り来る恐怖を払いのけながら一心不乱に突き進み、ついにようやく開けた場所に出ました。
京浜つばさ公園 (34)
やったー!
着いたぞーー!

そして生きてるぞーーー!!!
舗装されてない獣道のような遊歩道から、タイルで整備された明るい敷地へと変化を遂げた細長いこの場所は「京浜島つばさ公園」といいます。
そう、こここそが本日の旅の最終目的地であります。
恐怖にあおられ急いだおかげで日没前に、そして何事もなく到着することができました。
では、もう一度。
生きてるぞーーー!!!(タイトル「京浜島の公園で生を叫ぶ」)

さて、なぜここを目指したかというと。
お隣りは以前「チャンスが多い旅」で訪れた「城南島海浜公園」。
そこは引っ切りなしに着陸する大きな旅客機を真下から近距離で見物できる、それはそれは稀に見るエキサイティングな公園でしたが、その「城南島海浜公園」同様、この公園の対岸も羽田空港なので同じように飛行機を間近で見物できる公園として、知る人ぞ知る人気観光スポットとなっているからなのであります。
公園前の舗道の手すりも飛行機。
京浜つばさ公園 (37)
この地域の売りである証拠ね。
では、さっそく見物しましょうか。
京浜つばさ公園 (35)
・・・・・。
ぐっと近づくのは次の飛行機かな。
京浜つばさ公園 (36)
・・・・・。
ほう・・・・・、ちょっと近づいたかな。
て、なにこれ?
全然とーいじゃん。

間近が聞いてあきれるほど、とーいじゃん。
この後も5・6機来るのを待ってみたけど、全部とーいじゃん。
とにかくとーい。
糖衣。
トーイ。
TOI。(顔文字ではない)

なんじゃこれはーーーーっ?!!
おばさんとおじさんと虫だと思ってなめてんのかーーー?!!!!(はぁ、はぁ、はぁ・・・・・)
つまらん。
空港は風向きなどで離着陸のコースが日々変わるので、今日はたまたま遠目のコースだったのかもしれないけれど、もう一度言う。
(かすれたお声で)お前の離着陸はつまらん。
この後も都営バスのバス停までしばらく歩かなければならないので、チンケな興奮など追い求めずさっさと公園を出ます。

都バスが走る大田市場を目指し、今度は京浜島の主要道路を歩いてまいります。
京浜つばさ公園 (38)
あたりは倉庫・工場・倉庫・工場の繰り返しですが、非日常の景色で機嫌はすっかり直りました。
京浜つばさ公園 (45)
湾岸エリアでは避けられない「排気ガス攻撃」もさほどなく、サファリパークを丸裸で歩いているような道だった時のことを考えるとまさに天国!

そして、はい出ました、湾岸名物「コンテナ盛り」
京浜つばさ公園 (39)

おっ?!
京浜つばさ公園 (46)
なんと、コンテナを積んでいる真っ最中ではありませんか。
フォークリフトが幅広のコンテナを両脇からガッと掴み、持ち上げ、所定の位置まで運び、ガッと下ろす。
京浜つばさ公園 (40)
ほー、こんなふうに積んでんだねー。
辺鄙な場所でコンテナを積む作業を食い入るように見つめ興奮するおじさんとおばさんを見て、作業員さんも「???」って思ったかも知れませんが、とても面白うございました。

そして、魅惑の「コンテナ盛り」の舞台裏を堪能するとすぐ「京浜大橋」に到着。
京浜つばさ公園 (41)
ここを渡れば、「大田市場」に到着します。
見えてきました、あれが「大田市場」。
京浜つばさ公園 (42)
当初は大田市場の中を走る都バスに乗るはずだったのですが、休日の今日は走っておらず結局別のバス停までさらに歩くことに。
またも予定外の距離が追加してしまいましたが、その途中、舗道の上を横切るたいしてでかくもない蛇を見て驚く黒人さんを見てその意外性に我々が驚く、というプチハプニングに遭遇できたので面白かったです。
てか、こーゆー所でも外国人の方を普通に見かけるような都市になってきたのね、東京って。

バス停に着く頃にはとっぷりと日が暮れ、帰りのバスの中で湾岸ネオンを眺めながらいろいろありながらも無事計画通り目的地にたどり着けた満足感を噛み締めるありがたーいお地蔵様。
京浜つばさ公園 (44)

帰りのディナーは貿易センタービルの地下街にて、散歩マンの大好きなガパオを頂きました。
京浜つばさ公園 (43)
フツーにうまかったよ。

思えば今回の旅で大田区にある4つの島「平和島」「昭和島」「城南島」「京浜島」すべてを制覇するに至りましたが、散歩マンは思うのです。
歩いた場所が増えれば増えるほど、歩いたことのない魅惑の黄金郷が減っていく事の方が悲しい・・・・と。
できることなら、この4つの島々を巡った記憶を消し去りたい!
友達がいくら
「あんなとこ徒歩で歩くやつなんかいないよ?」
と言ってきても消し去りたい!!!
(私の勝手でしょーがぁー!)

よく本好きの人が、一つだけ願いが叶うとしたら大好きな本を読む前に時間を戻してもらいたい、とよく言いますが、その気持よくわかるなーと気づいてしまった散歩マンなのでした。

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2 Comments

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mina  

散歩マンさんのブログを見ていると、いつも"私も歩いてみようかな"という気持ちになります。
今まで自分が散歩と呼んでいたものは散歩ではないな。と思うほど、いつも楽しく歩かれていて
お散歩にこんな楽しみ方があるなんて知らなかったな。という驚きもあります。
生まれ育った町が好きで、ずっと住み続けているのですが、大好きだといいながらも自分の町の事を
どれだけ知っているのかな?と。
子供が大きくなったら、散歩マンさんに習って、子供たちと沢山歩いてみようかと思っています(^^)

2019/11/08 (Fri) 11:02 | EDIT | REPLY |   
sanpoman

散歩マン  

To minaさん

こんにちわ!
こんな拙い旅日記にコメントを寄せてくれてありがとうございます。
仕事のストレス解消にいろんなカフェを巡っていたらそのうち「1駅くらい歩こう」と思いたち、現在に至っております。
歩くと地元の知らなかった意外な魅力を発見できてテンション上がりますよー。
ぜひ、お子さんと楽しい散歩ライフを実現してみてくださいね。

2019/11/09 (Sat) 10:54 | EDIT | REPLY |   

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